会社の名称（商号）を決める

会社名(商号)は、会社を設立するときの定款認証や登記をする際に必要となります。

商号とほとんど同じ意味合いで用いられる言葉に「屋号」がありますが、商号は法人の名称を表す一方、屋号は個人事業主の名称を表す際に用いられます。個人事業主から法人に改組する際は、屋号で用いた名称を商号に引き継ぐことも出来ます。

また、商号とよく似た言葉に商標がありますが、商号と商標は全く別物なので注意しましょう。

商号の場合、同一所在場所(会社本店の具体的な住所)において同一の商号を用いることは出来ませんが、所在場所が異なっていれば、他人の商号と同一の商号を登記することが出来ますので、日本中に同じ商号が用いられていてもおかしくないでしょう(もっとも、大手企業と全く同じ商号を用いるとトラブルの原因となります)。

一方、商標とは、自他の商品又はサービスを識別するための目印であるので、商標登録をすれば商標権という商標の独占権が発生し、たとえ別の所在場所であっても、その登録商標を用いることは出来ません。


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