企業にとって、決算はとても重要な業務であり期限も決まっているため、決算時期にはどの企業も経理を中心に大忙しのシーズンとなります。
決算は、一年間の企業の業績を適切に把握し、利益を確定させるものですから、誤りが生じないように細心の注意を払う必要があります。
ここでは、決算書の作成方法についてご紹介しつつ、注意点についても説明いたします。
決算書作成の流れは以下の6つのステップに区分されます。
1.取引の性質把握
2.仕訳帳への仕訳
3.仕訳帳から勘定科目ごとに総勘定元帳への転記
4.総勘定元帳の各勘定科目を試算表へ転記
5.決算処理
6.決算書の作成
総勘定元帳への転記からは簿記のルールに従って行えば良いのですが、それ以前の仕訳の段階が最も重要なポイントとなります。仕訳は人が適切な判断をして行わなければ、以後の勘定科目への記帳すべてが誤ってきますので、仕訳は慎重に行う事が求められます。
そして、総勘定元帳の各勘定科目が試算表に転記されると、業務が決算書の作成に移ります。作成された決算書をもとに、法人税や消費税などの計算をして申告および納付を行い、監査役などのチェックを経て株主総会に提出するため、とても重要な業務であると考えられます。一般的に、法人税などの申告は決算日から2カ月以内、株主総会の開催は決算日から3カ月以内という期限が設定されているので、決算時期の経理部門の業務スケジュールはとても厳しいものとなります。
決算書はいざ作成がはじまると、ノンストップで業務が進行してしまうため、税金対策などを行うのであれば、普段の業務から着実に行っていく必要があります。そうした場合、企業内に経理部門を設けて会計や税務を行わせるよりも、税理士などの専門家に依頼するほうが経済的・人的コストを抑制することに繋がります。また、専門家に依頼した場合にはミスが起こらないという最大のメリットも存在します。
中谷彰吾税理士事務所は、小田原市を中心に「日本一敷居の低い税理士事務所」として活動いたしております。決算書の作成でお困りの場合は、お気軽に当事務所までご相談ください。幅広いサービスをご提供し、皆様の更なるビジネスでの飛躍をご支援いたします。
中谷彰吾税理士事務所(神奈川県小田原市)|決算書の作成