商標登録とは

商標登録とは、特許庁に商標を登録することを言います。

ここで、商標とは、簡単に言うと「自分の商品・サービスと、他人の商品・サービスとを区別するための標識」のことをいい、具体的には、文字(英語も可)・図形・記号・立体的な形や、これらを組み合わせたもの、これらにさらに色彩を組み合わせたもので、商品やサービスを提供する際に使用されます。

似たような言葉として、「商号」がありますが、商号とは会社名のことであり、商号が登録されていても他人が同じ名称を使用することを禁止できません。

一方、商標が登録されると商標権(商標権者が自分の登録商標を指定商品・指定役務(役務=サービス)の範囲で独占的に使用することが出来る権利)が発生し、商標権者でない者は登録商標と似たような商標を使用することは出来ず、また、指定商品・指定役務に似たような商品・サービスにも使用できなくなります。

商標登録するには、まず必要書類を記載した願書を提出し、所定の手数料を特許庁に納付します。特許庁では出願された商標を審査し、審査が通ると登録査定という書類が送付されます。所定の期間に商標登録料を特許庁に納付すると、出願した商標が登録されます。

商標権は、商標登録の日から10年間存続し、何回でも更新登録することが出来ます。


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