在庫高の確認

ビジネスの現場において、在庫数・在庫量はつねに変動しています。モノが出荷されれば減りますし、入荷されれば増えます。そのため、在庫が多いか少ないかについて議論するときには、いつの時点の在庫を見て判断するのかを決めておかなくてはなりません。

その際、欠品を防止しながらも出来る限り在庫数を少なくした値のことを「適正在庫」といいます。

ここでは、適正在庫を目指すための在庫高の確認方法についてご説明します。

まず考えるべき点は、商品回転率です。
商品回転率とは、一定期間内に、企業が保有する平均在庫が販売される回数を示すものです。計算式で表すと、「一定期間の売上高÷一定期間の平均在庫」となります。現場の商品管理の立場からすると商品回転率となるのですが、経営者の財務管理の立場からすると棚卸資産回転率となります。

この計算式から算出された商品回転率を用いると、在庫が保存されている日数の計算が可能となります。在庫日数の計算式は、「365÷在庫回転率」で表されます。

さて、本題の適正在庫を求めるためには、企業の一年間の売り上げと目標とする商品回転率を用いて算出します。

計算式では、「適正在庫=自企業の1年の売上÷目標とする商品回転率」となります。この式を用いることによって、適正な商品在庫高が算出され、実際の在庫高と比較することにより、効率的な経営を行なっているか否かがわかります。

中谷彰吾税理士事務所は、小田原市を中心に「日本一敷居の低い税理士事務所」として活動いたしております。在庫高の確認で適正在庫を求めたいとお考えの際は、ぜひ一度、当事務所にお声がけください。適正在庫を求め、現在の経営状況と比較することでより効率的な経営を行いましょう。